アザレアとは
アザレアは、ツツジ科ツツジ属の植物。別名として「アゼリア」、「西洋ツツジ(和名)」、「オランダツツジ」と呼ばれることもあります。
アザレアの誕生には2つの説があると言われており、1つは台湾(たいわん)原産のタイワンツツジがベルギーに渡り、そのツツジを改良してベルギーで生まれたという説。
もう1つは、日本原産のツツジが交易によってヨーロッパに渡り、品種改良の結果、現在の「アザレア」と呼ばれる品種が誕生したと言われる説。日本では「サツキ」や「モチツツジ」「ヤマツツジ」などが古くから自生しており、江戸時代頃から国内でも品種改良が行われてきました。そういった歴史を見るに、2つ目の説は十分ありえると個人的に思っています。
しかし一般的には、19世紀ごろに東アジアのツツジがベルギーに渡った後に品種改良され、輸入によって日本にやってきた花として知られています。
分類としては、主にヨーロッパで改良されたものをベルジアン・アザレア。アメリカやイギリスで改良されたものがエクスバリー・アザレアと呼ばれます。
もともとは、日本の「ツツジ」が源流なので日本の土地は栽培に向いている植物です。
開花期のピークは春で、花もちは5~7日。耐寒性に弱く、耐暑性に強い花というのが特徴。
「アザレア」は花の根元に毒素を持っており、花の蜜にその毒が含まれています。体内に入ると麻痺や痙攣だけでなく、嘔吐や昏睡に至る場合もあるので、誤って食べる事のないように注意が必要です。
日本では川崎市の市花に認定されており、1月8日、3月4日、8月8日の誕生花としても設定されています。
さらに細かく深掘りすると、色別にプラスの誕生日が設定されており、それが下記。
白い「アザレア」は、1月8日、3月4日、3月9日の誕生花。
ピンクの「アザレア」は3月18日、3月19日の誕生花。
赤の「アザレア」は3月22日、8月8日、12月22日の誕生花。
アザレアの語源(名前の由来)
アザリアの花名は、『ラテン語のazaleos(乾燥)』の語源からきています。
アザレアの花言葉 | 怖い意味
アザレアの花言葉は、「節制」、「禁酒」、「恋の喜び」。
海外では、「禁酒」、「情熱」の花言葉を持ちます。
アザレアには、怖い意味の花言葉はありません。
面白い花言葉として「禁酒」というワードがありますが、これは赤色のアザレアの「節制」の意味から派生したものといわれています。
アザレアの色別の花言葉
アザレアは、色別にも花言葉をもっています。
白のアザレアの花言葉
白のアザリアの花言葉は、「あなたに愛されて幸せ」、「満ち足りた心」、「充足」。
海外の花言葉は、「純粋さ」、「礼儀正しさ」、「抑制」です。
赤のアザレアの花言葉
赤のアザレアの花言葉は、「節制」、「節度の愛」。
海外の花言葉は、「情熱」、「ロマンス」です。
ピンクのアザレアの花言葉
ピンクのアザレアの花言葉は、「青春の喜び」。
海外の花言葉は、「情熱」、「ロマンス」です。
アザレアの種類
アザレアには、100種類以上の品種が存在するといわれています。
代表的な種類としては下記。
ロザリー:一重から半八重のピンク色の花を咲かせ、紫がかった淡いピンク色と大輪が特徴
ロマンス・パール:淡い色のピンクが上品な半八重が特徴。
越の淡雪:透き通るような白色で、新潟県で生まれた雪国育ちの「アザレア」。
越の舞姫:半八重咲きの桃色をした大輪の花で、淡黄緑色をしたブロッチが花弁に入っている。:
カメレオン:赤白の模様が美しく、半八重咲きの花を咲かす。
ニコレット系:早咲きで中輪の花を咲かせ、多花性の育てやすい種類。
他にもありますが、上記の種類が有名です。
コメント