ベゴニアとは
ベゴニアはショウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属、学名Begonia)に属する植物の総称です。
共通する特徴としては、葉の形が左右非対称でややゆがんだ形で花は雌雄別、大抵の種は雄花は4枚、雌花は5枚の花びらをもっています。
多肉質のハート形の葉を持ち、花の色は非常に鮮やか。
日本で栽培されている種類は多く、後ほどの項目で紹介しますが、大きく5つの範疇に属する銘柄が存在します。
ベゴニアの語源(名前の由来) | 正しい名称はベゴニア?ベコニア?
正しい名称はベゴニア?それともベコニア?なんて疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
結論を言うと、正しい名称はベゴニアになります。
ベゴニアという名称の語源は、フランス人のミシェル・ベゴンさんの名前が由来となっています。ベゴンさんはフランス領アンティルの総督で、プリュミエを当地における植物採集者としてフランス王ルイ14世に推薦された人物でした。
ベゴニアの花言葉 | 怖い意味は無し!
ベゴニアの花言葉は怖いという噂があり、ネット上でもそういった情報を検索する人は多いようです。
しかし、実際には怖い花言葉は一切なく、むしろ素敵な良い意味を多く持つ花となっています。
ベゴニア全体の花言葉は、「片想い」「親切」「愛の告白」「幸福な日々」です。
上記はベゴニアの花がハートの形に見えることから付けられた花言葉だと言われています。
ベゴニアの色別の花言葉
先述したのはベゴニア全体の花言葉であり、ベゴニアは色によって異なる追加の花言葉が存在します。
赤のベゴニアの花言葉
赤いベゴニアの花言葉は「公平」。
白のベゴニアの花言葉
白いベゴニアの花言葉は「親切」。
ピンクのベゴニアの花言葉
ピンクのベゴニアの花言葉は「丁寧」。
オレンジ・黄色のベゴニアの花言葉
オレンジ、黄色のベゴニアの花言葉は「繁栄」。
上記で色ごとのベゴニアの花言葉は終了ですが、どれも非常に素敵なものが多いですよね。
そして豆知識として、ベゴニアは9月28日、11月12日の誕生花としても知られています。
ベゴニアの種類
ベゴニアは非常に種類が豊富な花として知られており、その数は原種だけで2000種類以上。
交配種を含めると10000を超える種類のベゴニアが存在すると言われています。
10000なんて数を1つ1つ紹介するのはとても厳しいですが、ベゴニアは大きく分けて、エラチオール・ベゴニア、木立ち性ベゴニア、根茎性ベゴニア、球根性ベゴニア、シュウカイドウがあります。
エラチオール・ベゴニアは、華やかな花を咲かせ、とても可愛らしいので人気の品種です。
木立ち性ベゴニアは、丈夫で育てやすく、まっすぐ伸びた茎に可憐な花が垂れ下がる品種です。花壇に植えられる、小さな花を多数つけるもの、センパーフローレンスが代表です。叢生型(シュラブ・タイプ)、矢竹型(ケイン・タイプ)、多肉茎型、つる型(トレイリング・タイプ)に分けられます。ちなみにセンパフローレンスは叢生型です。
根茎性ベゴニアは、強すぎる日当たりを嫌う品種で、基本的には茎が地面を這うように伸びていきます。レックス・ベゴニアという葉がかっこよく、男性にも人気の品種はこの一種です。根茎を形成しながら成長します。 横走根茎性、直立根茎性、半木立性、地下茎性等に分かれます。 葉挿しにしたり、水挿しにしたり出来、簡単に増殖が可能な種類が多いです。
球根性ベゴニアは、その名の通り球根から成長するタイプのベコニアで、花びらが八重でゴージャスな花を咲かせます。ペルー、ボリビアなどのアンデス高山地帯に分布する植物の交配種です。半耐寛寒性で暑さにきわめて弱い多年生植物で、フランス・イギリス・ドイツなどでは、家庭用の観賞植物として種子や球根が売られています。日本では、専用の温室がないと栽培は難しいとされています。
シュウカイドウは中国原産の多年草タイプのベゴニア。寒さに対する耐性が非常に強く、日本国内のあらゆる地域に野生で生息しています。
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