シクラメンの花言葉 | 怖い意味・色別

シクラメンの花言葉-怖い意味-色別 花言葉

シクラメンとは

シクラメンとは

シクラメン(学名Cyclamen persicum)はサクラソウ科シクラメンに属する地中海原産の多年草の球根植物。古来は「アルプスのスミレ」と呼ばれ、食用にされていた時期もありました。

別名は、カガリビバナ(篝火花)、ブタノマンジュウ(豚の饅頭)。

シクラメンは冬を代表する花の一つであり、開花時期は11月~3月で最盛期は11~12月。花色は赤、ピンク、白、青、紫、黄、オレンジ、複色など様々な個体が存在します。

シクラメンの原種は地中海沿岸のギリシャからチュニジアにかけて自生が確認されています。

シクラメンは双子葉植物という分類に属していますが、発芽時に地表へ出る葉は1枚。子葉から数えて7、8枚目の葉が出た頃に花芽の形成が始まるという特徴を持っています。

葉柄は長くハート形の葉には白斑模様が付いており、花の開花時期は秋から春にかけて。花弁は一重または八重、色は白や赤・黄・紫・桃色と多様性に富んでおり、開花後はすぐに実を付けます。

日本に初めて入ってきたのは明治時代。本格的な栽培は、岐阜県恵那市の伊藤孝重氏が元祖とされています。日本国内では、戦後急速に普及して品種改良が進められた種の1つで、今では冬の鉢植えの代表格として定着しています。

現在の日本国内の主な産地は、東京都瑞穂市、千葉県東葛地域、岐阜県恵那市、島根県出雲市、福岡県北九州市など。

栽培種のシクラメンは無香性、もしくは香りが薄いものが一般的なため、リビングなどの空間にも飾りやすい鉢花です。

過去に日本では、布施明の歌『シクラメンのかほり』(小椋佳作詞・作曲)が1975年(昭和50年)にヒットしたことによって、シクラメンの香気に対する要望が寄せられるようになり、芳香を発するシクラメンを意図的に作り出す取り組みもおこなわれました。

香りを持ったシクラメンを作り出すことは困難と言われていた取り組みですが、長い研究の末、埼玉県で芳香シクラメンという香りの強いシクラメンの開発に成功します。

芳香シクラメンは花色の違う3つの品種の育成がおこなわれ、雑種第一代として「孤高の香り」(紫)、「麗しの香り」(ピンク)、「香りの舞い」(濃紫)の3つの品種が無事に種苗登録が成功。

その後、これら第一世代の品種を組織培養し、親品種と花色の異なる「天女の舞」(サーモンピンク・麗しの香りの変異)、「みやびの舞」(赤紫・香りの舞いの変異)、 「絹の舞」(白・孤高の香りの変異)が生み出されています。

そしてシクラメンは1月8日、1月14日、12月7日の誕生花として設定されていますが、他にも花の色別によって幅広く誕生花として愛されているお花です。

シクラメンの語源(名前の由来)

シクラメンの名前の由来はギリシャ語で「回転、丸い」などの意味を表すcycleという言葉。

cycleと付けられた由来は、シクラメンの花が中央に丸まるように開花すること、球根の形が独特の丸い形をしているなど諸説ありますが、どちらにせよギリシャではシクラメン=丸い花といったイメージを持たれています。

シクラメンが別名カガリビバナ、ブタノマンジュウなどと呼ばれる所以は下記のとおり。

カガリビバナという名は、この花を見たある日本の貴婦人(九条武子という説が濃厚)が、「これはかがり火の様な花ですね」と言ったのを聞いた植物学者・牧野富太郎が名付けたと言われているのが発祥。

ブタノマンジュウは、植物学者大久保三郎が英名を日本語にそのまま移し替えた名前とされています。

また、シクラメンには下記の有名な伝説も存在します。

“その昔、草花を好んだソロモン王が王冠に花のデザインを取り入れようと思い、様々な花に相談するが断られてしまいます。そんな中、唯一承諾してくれたシクラメンに感謝を伝えると、シクラメンはそれまで上を向いていたのを、恥ずかしさと嬉しさのあまりにうつむいてしまいました。”

これはシクラメン(カガリビバナ)が やや下向きに花をつけることが多いことに基づいた伝説と言われており、この出来事がシクラメンの花言葉「内気なはにかみ」に繋がっていると考えられています。

シクラメンの花言葉 | 怖い意味があるのでプレゼントには注意

シクラメンの花言葉は「遠慮」「はにかみ」「内気」「気後れ」。

雨から花粉を守るために下向きに咲くシクラメンの花が、恥らっているように見えることに由来します。

また、前述したソロモン王が王冠に花のデザインを承諾した感謝を受け、恥ずかしさと嬉しさのあまりにうつむいてしまった…という伝説に由来するとも言われています。

上記で紹介した花言葉4つはあくまでシクラメン全体のものであり、これから1つずつ紹介して行きますが、他にも花の色別にいろいろな花言葉が存在します。

シクラメンは、ヨーロッパでは「別れ」や「解散」の象徴とされているので、プレゼントとして送ると誤解につながる危険性も。日本語でも、名称が「死」や「苦」の語呂を含むため、体調が悪い人のお見舞いには不向きとされています。

またシクラメンの燃え上がるような真っ赤な花色が、「火事」を連想させることから、新築祝いにも向きません。

花言葉、語呂、見た目に悪い意味を含むお花のため、プレゼントに選びずらいというのがシクラメンのデメリットでもあります。

シクラメンの色別の花言葉

シクラメンは先ほど紹介した花言葉の他、色別(白・赤・ピンク・紫)にも異なる花言葉をもっています。

白のシクラメンの花言葉

白のシクラメンは、「清純」「綿密な判断」「思いやり」

白のシクラメンは1月7日、12月5日、12月8日、12月10日の誕生花でもあります。

赤のシクラメンの花言葉

赤のシクラメンは、「愛情」「きずな」「はにかみ」「嫉妬」

赤のシクラメンは11月26日、12月10日、12月22日の誕生花でもあります。

ピンクのシクラメンの花言葉

ピンクのシクラメンは、「憧れ」「内気」「はにかみ」

ピンクのシクラメンは1月4日、2月4日の誕生花でもあります。

紫のシクラメンの花言葉

紫のシクラメンの花言葉は、「遠慮」「恥ずかしがり屋」「想いが響き合う」

シクラメンの種類

シクラメンの種類

シクラメンの種類は「ビクトリア」、「ピアス、ヴェスタ」、「プラチナリーフ」、「ネオ・ゴールデン・ガール」、「ネオ・ゴールデン・ボーイ」、「パピヨン」、「メティス」シリーズ」、「フェアリー・バンビ」など。幅広い品種が愛されている人気のお花です。

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