デンファレとは
デンファレは、ラン科・デンドロビウム属の多年草。和名はデンファレ、英名はcooktown orchid、学名はDendrobium phalaenopsis 。「デンドロビウム・ファレノプシス」というのが正式な名称ですが、日本ではデンファレと略した和名での呼び方が一般的です。
原産国はニューギニア、オーストラリア、東南アジアのチモール諸島。通年出回っている洋蘭の一種に分類されていますが、もともとは熱帯地方に自生する植物で寒さが苦手です。
デンファレは花色や大きさの違いがあり、45,000種もの品種があるといわれています。花色は白・ピンクや紫が一般的に多く、黄色、オレンジや紅色、白とピンク、黄色とピンク、緑の花色の個体も存在します。可愛い花形と花色で、ハワイの首飾り「レイ」の花材として使用されていることでも有名です。
そしてデンファレは、1月20日、10月26日、11月27日、12月12日の誕生花としても設定されています。
デンファレの語源(名前の由来)
先ほど述べたとおり、デンファレの正式名称は「デンドロビウム・ファレノプシス」。
上記名称の語源(名前の由来)はギリシャ語の「デンドロン(樹木)」と「ビオス(生命・生活)」に由来しています。
デンファレの花言葉 | 怖い意味
デンファレの全般の花言葉は、「お似合いのふたり」、「思いやり」、「有能」、「魅惑」、「わがままな美人」、「わがままな愛」。
デンファレの英語の花言葉は、「selfish beauty(わがままな美人)」です。
デンファレの花言葉に怖い意味はありませんが、「わがままな美人」、「わがままな愛」、これから紹介する色別の花言葉「欲望」など、ちょっぴり誤解を受ける場合もあるので、メッセージを一言添えて贈ることを推奨します。また、「有能」という花言葉は、特にビジネスシーンと相性の良い花言葉になっており、転職・退職する人などに、尊敬の気持ちを込めて贈るのにピッタリのお花です。
デンファレの色別の花言葉
デンファレには、色別の花言葉が存在します。
それは下記の通り。
白のデンファレの花言葉
白のデンファレの花言葉は、「純粋な愛」、「誘惑に負けない」です。
ピンクのデンファレの花言葉
ピンクのデンファレの花言葉は、「官能」、「誘惑」です。
赤のデンファレの花言葉
赤のデンファレの花言葉は、「情熱と欲望」、「強烈な愛の願望」です。
紫のデンファレの花言葉
紫のデンファレの花言葉は、「愛と美」、「喜び」、「欲望」です。
黄色のデンファレの花言葉
黄色のデンファレの花言葉は、「友情」、「愛の暖かさ」です。
オレンジのデンファレの花言葉
オレンジのデンファレの色別の花言葉は今のところ存在しません。そのため、デンファレ全般の花言葉と同じです。
緑のデンファレの花言葉
緑のデンファレの色別の花言葉は今のところ存在しません。そのため、デンファレ全般の花言葉と同じです。
デンファレの種類
デンファレの系統には、45,000種もの品種があり、花色や大きさに違いがあります。花色は白やピンク、紫が一般的に多く見られますが、中には黄色やオレンジ、紅色、黄色とピンクの2色タイプ、複色タイプなどの個体も存在します。
デンファレは大きく分けて5タイプに分類することができ、それが下記。
パンダ系
デンファレの中で最もメジャーな系統がパンダ系。丸みを帯びた花弁と花弁先端部分がやや濃色になる赤紫系なのがポイント。中~大輪の花を咲かせます。
ソニア系
デンファレの中でも花茎がやや長め、花弁がとがり気味なのがソニア系。花色は赤紫、中~大輪の花を咲かせます。
ビギガム系
デンファレの種類の中でも、特別サイズが小さい点が特徴なのがビキガム系。通称ミニデンファレと呼ばれ花弁はやや薄め、花も株も小柄なタイプの品種です。
キンギアナム系
香りが強く、小さな花を穂状に付けるのがギンギアナム系の特徴。品種。白〜濃い紫と花の色も豊富な品種と言われています。
フォーミデブル系
フォーサム原種という種類をもとに、品種改良されたデンファレがフォーミデブル系。
そして、色別に大まかにデンファレを分類すると下記の通りです。
ライトピンク系
アプリコットロマンス、シャロン、ナチュラルピーチ、ハッピー、リリアンなど。
ダークピンク系
エンジェルピンク、ゾチャ、ナディーン、ニューソニア、ラブリーピンクなど。
レッド系
アンジー、カガワラクリスティ、サルクレッド、ブラックベリー、レッドルビーなど。
グリーン系
アップルグリーン、ジューシーライム、フローレンス、レモングリーン、レモンベルなど。
パープル系
アンナ、ゲンティンブルー、タイスイケン、バンコクブルー、ワオパフブルーなど。
ホワイト系
クリスタルホワイト、ジャックハワイホワイト、ネイチャーホワイト、ビックホワイト、レティアなど。
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