クチナシの花言葉 | 怖い意味・色別

クチナシの花言葉-怖い意味-色別 花言葉

クチナシとは

クチナシとは

クチナシは、アカネ科クチナシ属の花。学名はGardenia jasminoides、英語名はCape jasmine、Common gardenia。別名はガーデニアです。

原産国は日本、中国、台湾、インドシナなど。日本では静岡県以西、四国、九州、西南諸島の森林に自生しています。もともと一重咲きだったクチナシの花は、改良により八重咲きや大輪の品種も作り出されました。

初夏の花(6月~7月)として知られ、ジャスミンのような甘い香りは、ジンチョウゲ、キンモクセイと並び、三大香木と言われています。

クチナシの甘く漂う香りにはリラックス効果があり、香水などにも使用され、香りのファンははとても多いです。クチナシの香りに関する出来事としては、俳優の渡哲也が1973年に「くちなしの花」という曲をリリース。かなりのヒットとなった曲「くちなしの花」では、香りについて語られた歌詞が多く混ざっています。

そして、クチナシは着色料や薬としても知られています。乾燥させたクチナシの果実は、古くから黄色の着色料として(発酵させることで青色の着色料に)、クチナシの果実は山梔子(さんしし)と呼ばる生薬として利用されています。

日本の多くの「市の花」としても選ばれ、埼玉県八潮市、静岡県湖西市、愛知県大府市、奈良県橿原市、沖縄県南城市などで使われています。

くちなしの花は、胸飾り、髪飾り、ウエディングブーケなどに利用されています。

アメリカでは、初めて女性をダンスパーティーに誘うときにクチナシの花を贈る習慣があります。

3月19日、4月29日、5月6日、6月7日、6月30日、7月7日の誕生花になっています。

クチナシの語源(名前の由来)

花名のクチナシの由来は諸説あり、果実が熟しても割れないことから「口無し」がその語源であるともいわれます。

また、花のガクが鳥のくちばしに似ていて、果実は梨に似ていることから「口梨」となった説や、ヘビは古来「くちなわ」と呼称され、ヘビしかその果実を食べないことから、いつしか「クチナシ」に変化していった説も。

和歌ではクチナシの花は「口無し」と詠まれ、そこから転じた「口無し」だという説まで存在し、今となってはどれが最初の語源か分からない状態になっています。

クチナシの花言葉 | 怖い意味

クチナシの全般の花言葉は、「とても幸せです」、「喜びを運ぶ」、「洗練」、「優雅」。

西洋の花言葉は、「I’m too happy(私はとても幸せです)」、「transport of joy(喜びを運ぶ)」となっています。

これはクチナシの花自体が「死人に口なし」という言葉を連想させることから、クチナシの花言葉は怖いというイメージがついてしまいましたが、実際にはクチナシの花言葉自体に怖い意味はありません。ただし上記で説明したとおり、名称の語呂から怖い意味を連想させてしまう危険性がある点には注意です。

クチナシの色別の花言葉

クチナシに色別の花言葉は存在しません。

クチナシの花は白、オレンジ、薄ピンクのものが存在しますが、どれも個別の花言葉は設定されていないのが現状です。

クチナシの種類

クチナシの種類

クチナシの種類は世界で200種以上あるといわれています。代表的な銘柄は以下の通り。

ヒメクチナシ:通常のクチナシよりもひと回り小さい品種で、コクチナシとも呼ばれます。

マルバクチナシ:葉や花が丸みをおびており、春と秋の2回花を咲かせます。

ヤエクチナシ:天然記念物に指定されていて、八重の大輪の花を咲かせる品種です。

オオヤエクチナシ:大輪の花びらが特徴的です。

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