菖蒲(しょうぶ)の花言葉 | 怖い意味・色別

菖蒲(しょうぶ)とは

菖蒲(しょうぶ)は、ショウブ科ショウブ属の多年草。

茎に葉をつけ、茎の先に円錐花序を形成し、その中に多数の小さな花をつけます。

菖蒲は日本原産で、古くから草花として親しまれており、茎や葉、根などに香りがあり、古くから香料や薬用(菖蒲湯など)としても用いられてきました。

また、花や葉の形状が美しく、庭園や盆栽などでも栽培されています。

菖蒲は日本の文化の中でも重要な役割を果たしており、端午の節句や五月晴れの風景などに欠かせない存在です。

菖蒲(しょうぶ)の語源(名前の由来)

「菖蒲」という言葉の語源は諸説あるとされていますが、代表的な説としては以下のものがあります。

一つは、「蒲」という字が「熊笹(くまざさ)」と書くことがあることから、菖蒲が熊笹に似ていることから「菖(しょう)」という字を当て、合わせて「菖蒲」となったという説。

また、菖蒲は、水辺など湿地に自生する植物であることから、菖(しょう)という字は「水」を意味するとされる説もあります。一方、「蒲」は、芦や葦を意味する言葉であるため、湿地に生える植物という共通点から、2つを合わせて「菖蒲」と名づけられたという説。

どちらの説が正しいかは定かではありませんが、古くから日本で親しまれている植物であることは間違いありません。

菖蒲(しょうぶ)の花言葉 | 怖い意味

菖蒲の花言葉は「純粋」「清浄」「勇気」「清める」「信義」「忠実」。

先ほども述べたとおり、菖蒲は古くから日本で親しまれている草花のひとつであり、日本文化においても重要な役割を果たしています。

特に、端午の節句には、菖蒲湯を飲んで邪気を払い、病気や災いから身を守る習慣があります。

このように、菖蒲は「清める」「守る」といった意味合いを持ち、邪気を祓う力があるとされています。また、「純粋」「清浄」という花言葉からもわかるように、清らかな心や高潔な精神を象徴する花としても親しまれています。

「清浄」や「清める」など重々しい花言葉を持つため、菖蒲の花言葉は怖い意味を持つと勘違いされることも多いですが、実際には悪い邪気を払ってくれる良い意味を持つ言葉です。

菖蒲(しょうぶ)の色別の花言葉

菖蒲には、花の色によって異なる追加の花言葉があり、代表的なものが下記。

白色の菖蒲(しょうぶ)の花言葉

白色の菖蒲の花言葉は「純真」「清らかさ」「清浄」「高貴さ」。

日本では古くから白色の菖蒲が一般的に栽培されており、白色の菖蒲は「長命草(ちょうめいそう)」と呼ばれ、長寿を願う植物としても親しまれています。

黄色の菖蒲(しょうぶ)の花言葉

黄色の菖蒲の花言葉は「富」「栄光」「勝利」「裕福」。

紫色の菖蒲(しょうぶ)の花言葉

紫色の菖蒲の花言葉は「高貴さ」「優雅」「気高さ」。

赤色の菖蒲(しょうぶ)の花言葉

赤色の菖蒲の花言葉は「情熱」「熱い思い」「情愛」「愛情」。

菖蒲(しょうぶ)の種類

菖蒲には多くの品種が存在し、その代表的な品種が以下です。

純白品種:菖蒲の代表的な品種で、白い花が特徴です。一般的には「長命草(ちょうめいそう)」とも呼ばれ、古くから長寿を願う植物として親しまれています。

朱赤品種:赤い花が特徴で、花形はツバキのように重瓣で豪華です。威勢のいい花姿が魅力で、勇気や情熱といった花言葉があります。

黄色品種:日本原産の菖蒲には珍しい黄色い花を咲かせる品種です。黄色は金運に良いとされており、縁起物としても親しまれます。

多色品種:アヤメとオニバスを交配して作られた「アヤメバス」や、アヤメの花弁に白い縁取りが入った「ヒメアヤメ」など、色彩が豊富で変わり種の菖蒲があります。

ミニ菖蒲:コンパクトな品種で、栽培しやすいことから、最近ではベランダや庭などでも人気があります。ミニ菖蒲には、ピンク、赤、紫、白など、様々な色の花を咲かせる品種があります。

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